スカイ・クロラと猫の吐しゃ物byLO編集部より
ご無沙汰してます。編集Wです。なにげに編集部全体で忙しかったので更新が遅れておりました。
で、世間では我々の生き死にかかわる混迷と錯乱と国家というものが浮かび上がる事態があったりして、なんというか死を前にして編集部も混乱しておったわけです。血気盛んな若手編集部員なんぞは「今こそ決起の時です。ご決断を!」と泣きながらせまってきたり、一方で地下組織を組んで世界規模のゲリラ組織の細胞化を夢想する連中やら、自決して世に正義を問うとか言い出すやつとか、そーゆー混乱をオタクが昔から繰り返してきた歴史だと断じて冷静にしてる人とか、まあ沸騰しておったわけです。私も数万人のロリコン集団が暴徒化した時の惨状を真剣に考えるに、とある政治的な影響力を持つ方と相談をしてみたり…。
とまあ、以上はフィクションなわけですよ。シュミレーション的ともいえなくもない、フィクション。これらのことは、私の場合全部アニメ監督の押井守に教わった気がします。もちろん直接ではなく、アニメや著書からですが。日常を下敷きにして独特のクセのある演出でお話自体を微妙にほころばせつつ、それでも忘れられないアニメを作るその手法で、多くの押井信者を持つに至ったアニメ作品群。私の信者スタートは「うる星やつら」で、1週間飯食いながら寝る意外ずっとLDを見続けたり、鑑賞ノートをつけたり、インタビューが載っているアニメージュを古本屋で探したり。(ちなみに、私が興味を持ち始めたのはテレビ放映終了後10年くらいたっていたので、追っかけるのがけっこう大変でした。)そんな楽しいアニメファンの日々を過ごしておりましたっけ。
そんな押井守信者の私ですが、最新作を今回だけ劇場では見ませんでした。もう信者とかファンとか失格。で、今日レンタルのDVDで見ました。興味と期待をできるかぎり高めて見てみましたが、楽しくはありませんでした。少なくても、いかがわしさとエロスはあんまり無かったです。それを差っ引いてもフィクションがボサーとしすぎに思えます。フィクション性が弱いとも言ったらいいのか。フィクション性が弱いので日常に通じる下世話さも少なくいたって健全?なお話。とにかく残念。
実はこれを見る前に森博嗣の原作小説を読んでいたのですが、正直自分には向かない感じだったのでアニメも不安があったのですが、やっぱりな感じで何度も言いますが残念。どうせ原作付きなら打海文三の「愚者と愚者」(角川文庫)のような実際の地図上で弾丸の尽きない肉弾戦を映画化してもらいたかった。文庫版の表紙のキャラも「スカイ・クロラ」に似てるし。ちなみに、「愚者と愚者」という小説面白いですよ。無法化した世界でもロリコンは最低だと書いてあるのにちょっとズキっときますが。
あと、今日「スカイ・クロラ」を見ていたら家の猫が2回ゲロしました。そのたびにDVD停止。DVDの映像の弾丸はちっとも熱くなさそうでしたが、猫のゲロはほんのり暖かかったです。あ、でも臭くないんですよ、猫の吐しゃ物って。臭そうなアニメは見たくないのですが、ぜひ日常に温度のあるアニメ映画を見たいと思いました。











